ベルギー代表の10番はアザールではなくてこの人だろう

ダゾーンでプレミアリーグ第7節チェルシーVSマンチェスターシティを観戦しました。結果は0ー1でマンチェスターシティが勝利しました。
内容的にはお互い調子のいい選手が多くいて、とても面白い試合でした。マンチェスターシティは、アグエロとメンディーがいないのに、昨年王者を倒せたのですから、めちゃくちゃ嬉しいでしょうね。メンディーのいない左サイドバックにはデルフが起用されました。デルフは元々中盤の選手ですが、ペップのいつものコンバートですよね。しっかりした技術を持った選手なので、なんなくサイドバックをこなしていました。で、マンチェスターシティがなぜ今日勝てたのかというと、デブライネが覚醒しているからです。相方のダビド・シルバも非常に調子がよく、彼のワンタッチプレーはもはや芸術の域です。しかし、今日は完全にデブライネの試合でした。
まず、今日の彼のゴールを解説したいと思います。彼は中盤でオタメンディから楔のパスを前向きで受けて、そのままダイレクト(右足のインサイド)でジェズスに当てて、ジェズスがワンタッチで再びデブライネに落として、デブライネがドリブルで運ぶ→左足を振り抜く→ゴール!という感じです。このプレーをいとも簡単にやってのけたデブライネですが、技術がめちゃくちゃ高くないとこれはできないです。特に味方からのパスをワンタッチでフォワードに当てるプレーが超むずいです。しかも今回は、左斜め後ろからのパスですからね。これはデブライネの基礎の技術のレベルが尋常じゃないほど高いからなせる技です。特に彼の場合、キックの上手さが半端じゃないです。半端じゃないというか、世界一かもしれません。キックの技術に関してはメッシと競るレベルだと私は思います。
彼のキックのパターンとして、①豪快なサイドチェンジ、綺麗な縦回転のボールで局面を打開できます。②右サイドからの高速グラウンダークロス、あ んなに速いボールを右サイドから送れる選手は今まで見たことありません。彼がオンリーワンだと思います。③キックの技術を生かしたグラウンダーのスルーパス、サイドの選手がボールをもったら、横にすっとサポートに入ってためをつくり、絶妙な強さのパスを供給します。
またキックの技術が素晴らしいということは、シュートの技術が高いということでもあります。フリーになれば、ゴールめがけてパスすればいいだけですからね。今日は左足ミドルでゴールにぶちこみましたが、右足で打たれたらキーパーはほぼノーチャンスでしょう。
で最後にタイトルにも書いたのですが、ベルギーの10番はアザールではなくてデブライネの方がいいと思うんですよね。デブライネは生粋のトップ下タイプですから。王様としてプレーさせてあげた方がチームが上手くいくと思います。アザールは完全にアタッカータイプですからね。11番とかでいいんじゃないかと。とにかく私が言いたいのは、デブライネはいい意味でヤバいということです(笑)
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