リーガエスパニョーラ第20節ヘタフェVSアスレティックビルバオ

 リーガエスパニョーラ第20節ヘタフェVSアスレティックビルバオを見ましたので、柴崎岳を中心に分析していきたいと思います。

 結果は2ー2で引き分けでした。柴崎岳はトップ下で先発し、55分までプレーしました。柴崎はアンヘルと交代しました。

 柴崎はこの試合では、4分にみせたモリーナとの連携や、54分に右サイドから個人技であげたクロス以外はほとんど決定的な仕事はできませんでした。今節はシュートも決定的なパスも0本でした。逆に7分には、真ん中でフリーでボールを受けれたにもかかわらず、サイドチェンジのボールを相手に奪われてしまうなど、ボールロストが結構目立ちましたね。

 リーガエスパニョーラでプレーする選手は、ボールコントロールが上手い選手ばかりなので、ビルドアップのところでボールを失うと、めちゃくちゃ目立ってしまいますので、注意したいところですね。

 柴崎は今節もトップ下でのプレーでしたね。トップ下のポジションは本当に密集地帯でスペースもないので、フリーになるのが大変だし、たとえフリーになれたとしても一瞬なので、パスのだしてのセンスも問われます。

 また柴崎は監督に指示されているのか、ほとんど中盤に下がってこないで、ワントップのモリーナの近くでプレーしています。守備の時には、モリーナと並んで2トップのような形になります。ですからヘタフェのボルダラス監督は柴崎に対して、あまりパスワークに参加することを求めていないのかもしれませんね。

 じゃあ監督は柴崎に何を求めているかというと、それは得点ですよね。クラブワールドカップの決勝でレアル相手に2ゴール決めたり、今年のリーグ戦でバルサ相手に決めたりしていますからね。実際に柴崎のストロングポイントの一つはキックの技術の高さからくるシュートの上手さですから、監督は練習などで柴崎のシュートセンスを見抜いて、4-5-1のトップ下で柴崎を起用しているのかもしれません。私も柴崎は日本人プレイヤーの中で一番シュートが上手いと思います。次節の柴崎のゴールに期待しましょう!